2023.09.25

スタッフブログ

【業者が教える】マンションの隣人がゴミ屋敷？解決方法を徹底解説

この記事では、マンションのゴミ屋敷問題について解説します。隣のお部屋や、上下階のお部屋でゴミ屋敷化した部屋があると、悪臭や害獣・害虫の発生にも繋がります。

ゴミ屋敷とは、生活用品や食品などのゴミを部屋に溜め込んでしまう状態のことです。ゴミ屋敷に住む人は、ゴミを捨てることができない心理的な障害や、社会的な孤立などの要因があります。

この記事では、ゴミ屋敷の問題点とその対策について、ご紹介します。

ゴミ屋敷の問題点

ゴミ屋敷には次のような問題点で周囲の方々を困らせます。

– 悪臭：
ゴミが腐敗すると、強烈な悪臭が発生します。悪臭は、隣人や管理人に不快感や苦情を与えるだけでなく、自分の健康や精神にも悪影響を及ぼします。

– 害虫：
ゴミには、ハエやゴキブリなどの害虫が発生しやすくなります。害虫は、感染症やアレルギーなどの病気を引き起こす可能性があります。また、害虫は他の部屋にも移動することがあり、共同生活者や近隣住民に迷惑をかけることがあります。

– 火災リスク：
ゴミは可燃物ですので、火災の原因になりやすくなります。特に、電気製品やタバコなどの発火源がある場合は注意が必要です。火災が発生すると、自分だけでなく他の住民や建物にも大きな被害を与えることがあります。

– 住環境・資産価値の低下：
ゴミ屋敷は、マンション全体の住環境や資産価値を低下させます。悪臭や害虫・害獣・火災などの問題は、マンションのイメージを悪くし、入居率や売却価格に影響します。また、ゴミ屋敷の清掃や修復には多額の費用がかかりますが、その負担は管理組合やオーナーにも及びます。

ゴミ屋敷の対策

ゴミ屋敷にお住まいの方は次のような方法で解決する方向に進めていきましょう！

– 専門家に相談する：

ゴミ屋敷に住む人は、心理的な障害や社会的な孤立などの原因があることが多いです。そのため、自力で改善することが難しい場合があります。そんなときは、専門家に相談することがおすすめです。専門家には、精神科医や心理カウンセラー、社会福祉士や生活支援員などがあります。専門家は、ゴミ屋敷の原因や状況を把握し、適切な治療や支援を提供してくれます。

– クリーニング業者に依頼する：

ゴミ屋敷の掃除は、一人では大変な作業です。また、ゴミを捨てることに抵抗感や罪悪感を感じることもあるかもしれません。そんなときは、クリーニング業者に依頼することがおすすめです。クリーニング業者には、ゴミ屋敷専門の業者もあります。クリーニング業者は、プロの技術と経験で、効率的かつ丁寧にゴミ屋敷の掃除をしてくれます。また、ゴミの処分やリサイクル、不用品の買取なども行ってくれます。

– 仲間や家族に協力してもらう：

ゴミ屋敷に住む人は、周囲とのコミュニケーションが苦手なことが多いです。しかし、一人で悩んでいるよりも、仲間や家族に協力してもらうことが大切です。仲間や家族には、信頼できる人や理解できる人を選ぶことがおすすめです。仲間や家族は、ゴミ屋敷の改善に向けて、励ましやアドバイスをしてくれます。また、一緒に掃除をしたり、買い物に行ったりすることで、楽しみや目標を持つことができます。

隣人としてどう対処すればよいか

ゴミ屋敷による問題に遭遇した場合、隣人としてどう対処すればよいでしょうか。

– 直接話し合う：
まずは、ゴミ屋敷の住人に直接話し合いを申し込みましょう。ゴミ屋敷の住人は、自分の行為が周囲に迷惑をかけていることに気づいていない場合や、精神的な病気や生活困窮などで対処できない場合があります。そのため、優しく丁寧に、問題の内容や改善の要望を伝えましょう。また、必要であれば、支援や協力を申し出ましょう。

– 管理組合や管理会社に相談する：
直接話し合いができない場合や、話し合いが成立しない場合は、管理組合や管理会社に相談しましょう。管理組合や管理会社は、ゴミ屋敷の住人に対して、清掃や整理の指導や勧告を行ったり、契約違反や損害賠償などの法的措置を取ったりする権限を持っています。

また、管理組合や管理会社は、自治体や警察などの外部機関と連携して、問題の解決にあたることができます。

– 外部機関に相談する：
管理組合や管理会社に相談しても、問題が解決しない場合は、外部機関に相談しましょう。自治体には、生活保護や福祉サービスなどの支援制度や、公衆衛生上の問題としての対応策があります。

警察には、火災予防法や公安条例などの法的根拠に基づいて、強制的な立ち入りや清掃を行うことができます。また、弁護士や司法書士などの専門家に相談することも有効です。

大家や管理会社への報告の仕方

ゴミ屋敷は、住環境や健康に悪影響を及ぼすだけでなく、火災や害虫の発生、近隣トラブルなどのリスクも高まります。マンションでゴミ屋敷が発生すると、共用部分や他の住戸にも被害が及ぶ可能性があります。そのため、ゴミ屋敷に気づいたら、早急に大家や管理会社に報告することが重要です。

では、どのように報告するのが良いでしょうか？以下のポイントを参考にしてください。

・証拠を撮影する

ゴミ屋敷の状況を証明するためには、写真や動画などの証拠が必要です。部屋の中に入ることはできませんが、玄関や窓から見える範囲で撮影できるものは撮影しましょう。また、臭気や騒音などの被害もあれば、それらを記録しておきましょう。

・連絡先を確認する

ゴミ屋敷の住人と直接話すことは避けましょう。代わりに、大家や管理会社に連絡することが必要です。契約書や入居時に渡された資料などから、連絡先を確認しましょう。もし分からない場合は、マンションの掲示板やインターネットなどで調べることもできます。

・事実を伝える

大家や管理会社に連絡する際は、事実を冷静に伝えましょう。感情的になったり、誇張したりしないように注意しましょう。具体的にどこで何が問題なのか、どんな被害があるのか、どんな対応を望んでいるのかを明確に伝えましょう。証拠も添付して送ることができれば、より説得力が増します。

専門業者に依頼する場合の費用の相場

ゴミ屋敷の片付けに専門業者に依頼する場合の費用は、以下の要素によって変わります。

・ゴミ屋敷の面積と汚れ具合

・ゴミの種類と量

・ゴミの搬出方法と処分方法

・作業人数と作業時間

・作業内容（清掃、消毒、消臭、リフォームなど）

一般的には、ゴミ屋敷の面積が広くて汚れがひどいほど、費用は高くなります。また、有害物質や危険物などの特殊なゴミが多い場合や、エレベーターが使えない場合など、ゴミの搬出や処分に手間がかかる場合も、費用は高くなります。さらに、清掃だけでなく消毒や消臭などの付加サービスやリフォームなどの追加工事を行う場合も、費用は高くなります。

一方で、作業人数や作業時間は、業者によって異なります。作業人数が多ければ作業時間は短くなりますが、人件費は高くなります。逆に、作業人数が少なければ人件費は安くなりますが、作業時間は長くなります。そのため、作業人数や作業時間は、費用に直接的な影響を与えるとは言えません。

FAQ

ゴミ屋敷の賃貸退去費用はいくらですか？

ゴミ屋敷の賃貸退去費用は、一概には言えませんが、平均的には数十万円から数百万円になることが多いです。退去費用には、以下のような項目が含まれます。

– ゴミの撤去費用

– クリーニング費用

– 壁紙や床材などの修繕費用

– 家具や家電などの処分費用

– 鍵交換費用

– 違約金や未払い家賃

家がゴミ屋敷になる原因とは？

家がゴミ屋敷になる原因は、人それぞれですが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

– 精神的な問題（うつ病や強迫性障害など）

– 社会的な問題（孤立や虐待など）

– 生活習慣の問題（時間管理や片付け能力など）

– 物質的な問題（収入や収納スペースなど）

これらの問題は、相互に影響しあって悪化していくことがあります。例えば、うつ病で気力がなくなり、ゴミを捨てることができなくなります。すると、ゴミが部屋に溜まって不衛生になり、さらに気分が落ち込みます。また、ゴミ屋敷に住んでいることを恥ずかしく思い、人との交流を避けるようになります。すると、孤立して支えがなくなり、さらにうつ病が深刻になります。このように、家がゴミ屋敷になる原因は、単純ではありません。

ゴミ屋敷の住人はどんな特徴がありますか？

ゴミ屋敷の住人は、一様ではありませんが、以下のような特徴があることが多いです。

– 集めることや所有することに執着する

– 捨てることや整理することに苦手意識や罪悪感を持つ

– ゴミや不用品に感情的な価値や思い出を見出す

– ゴミ屋敷の状態を自覚しないか、自覚しても変えられない

– 近隣住民や家主からの苦情や嫌がらせに対して無関心か、反発する

– 人との交流を避けるか、信頼できる人だけに限定する

ゴミ屋敷の住人は、自分の行動や環境に問題があることを認めたくないか、認めても変えることができないかのどちらかです。そのため、ゴミ屋敷から脱出するためには、自分の問題を受け入れることと、外部の支援を受けることが必要といわれています。

ゴミ屋敷に現在住んでいる方、隣人がゴミ屋敷で困っている方は、この記事を参考にトラブルが解決できることを祈っています。

Content コンテンツ