遺品整理とは?
故人の葬儀が終わり行わなければならないのが、遺品整理です。
遺品整理は、故人の所有していた家財や身の回りの物を整理することを指します。
遺産整理は「遺品整理士」という専門の資格もあるくらいでやることは多岐に渡ります。
遺族同士で協力すれば、ご遺族で行うことは可能ですが、「遺品の量が多い場合」「遺品整理をする住居が遠方である場合」このような場合は、業者に依頼をした方が良い場合もあります。
遺品整理の作業時間
遺品整理に関しては、作業内容に応じてお時間が変わります。
整理するものを分別しているのであれば作業時間は早く終わりますし、分別から依頼をする場合は時間がかかります。
また、搬出物の量によっても変わります。
概ね1部屋であれば1時間程度、3LDKや一軒家であれば3~6時間程度と認識していれば間違いありません。
遺品整理の相場
遺品整理の相場は、整理する荷物の量・処分するお品物の量によって変わってきます。
不用品回収と混同してしまう方も少なくありませんが、処分するものが異なります。
遺品整理は故人が遺(のこ)したもの=遺品を片付け処分することを指します。
不用品は持ち主のものですが、遺品整理で処分するものはすべて故人の所有物です。
その大きな違いをしっかりと把握しなければ、業者選びを誤ってしまうので注意してください。
遺品整理の目安
不用品回収とあまり変わりませんが以下のような料金が相場となります。
間取り | 料金相場 | 作業人数 | 作業時間 |
1R・1K | 30,000円~80,000円 | 1~2名 | 1~3時間 |
1DK | 50,000円~120,000円 | 2~3名 | 2~4時間 |
1LDK | 70,000円~200,000円 | 2~4名 | 2~6時間 |
2DK | 90,000円~250,000円 | 2~5名 | 2~6時間 |
2LDK | 120,000円~300,000円 | 3~6名 | 3~8時間 |
3DK | 150,000円~400,000円 | 3~7名 | 4~10時間 |
3LDK | 170,000円~500,000円 | 4~8名 | 5~12時間 |
パーチェスプランニングの場合
間取り | 料金相場 | 作業人数 | 作業時間 |
---|---|---|---|
1R・1K | 20,000円程度 | 1~2名 | 1~3時間 |
1DK | 40,000円程度 | 2~3名 | 2~4時間 |
1LDK | 50,000円程度 | 2~4名 | 2~6時間 |
2DK | 80,000円程度 | 2~5名 | 2~6時間 |
2LDK | 90,000円程度 | 3~6名 | 3~8時間 |
3DK | 120,000円程度 | 3~7名 | 4~10時間 |
3LDK | 140,000円程度 | 4~8名 | 5~12時間 |
※上記金額は作業費を含む人件費・車両費・回収運搬費・廃棄物処分費をあわせた概算費用となります。
※ゴミ屋敷清掃や特殊清掃が必要な現場の場合、料金が大きく変わります。
遺品整理のサービス
遺品整理は、元来ご遺族が行うことが一般的でした。
しかし、整理する物の「仕分け」「搬出」「処分」「リサイクル」などが大変になってきます。
ご遺族の体力面や、ご遺族が遠方にいる場合は、相当の費用と時間がかかってしまうことでしょう。
そのような方々からの要望が多く、遺品整理サービスができました。
遺品整理 サービス内容
一般的な遺品整理のサービスは以下の通りです。
- 必要品と不用品の仕分け
- 産業廃棄物、危険物、医療機器、一般ゴミを除く全不用品の回収・買取
- 搬出時のための養生
- 作業場所の簡易清掃
- 遺品梱包の段ボールの用意
仕分けの際には、ご遺族の立ち会いが必要ですが、梱包や搬出・処分は遺品整理業者が依頼者側の工数はかなり減ります。
オプションサービス
遺品整理サービスのオプションは以下のようなものがあります。
・特殊清掃
・遺品の供養とお焚き上げ
・デジタル機器のリセット
・バイクや自転車の処分
・エアコンの取り外し
以上のようなものがあります。
あくまでもオプションなので、故人の家のリフォームなどを検討している場合は、一度相談しても良いでしょう。
遺品整理を依頼する前に行うこと3選
残念ながら遺品整理を行う業者の中には作業当日に思わぬ追加料金が発生し費用がかかってしまうこともしばしばあります。
そのようなトラブルを起こさないように事前に以下のことは確認しましょう。
見積もりの依頼
事前に見積は必要です。
電話問合せだけで決断してしまうと整理終了後に思わぬ金額が請求されてしまいます。
しっかりとした書面で見積もりをとりましょう。
現場調査依頼
現場調査も必要です。
ホームページやチラシに掲載されているスタッフが当日来ない場合もあります。
また、実際に自宅に上がる人・不用品ではなく処分するのは大切な故人の遺品のためスタッフの対応なども確認しましょう。
さらに、階段作業などもあると思います。そのような事を伝え忘れたり、階段が狭く鳴った場合は、業者側の増員が必要になってしまうため現状調査は必ずおこないましょう。
キャンセル料の確認
国民生活センターの情報によると、キャンセル料がものすごく高い業者も中にはいるようです。
遺品整理当日の思わぬ体調不良などが起きることも考えてキャンセル料が高い業者に関しては依頼しないようにしましょう。
失敗しない遺品整理業者を選ぶ
故人の思い出が残ったモノを整理を依頼するので、できるだけ遺族に寄り添ったサービスを提供するのが遺品整理です。
近年は遺品整理サービスでの契約トラブルが発生しており、政府から注意喚起されています。
遺品整理の失敗事例
全国の消費生活センター等には、「高額な追加料金が発生した」、「処分しない予定の遺品が処分された」など、料金や作業内容に関する相談が寄せられています。
実際の事例を紹介していきましょう。
【事例1】
見積もりの際にせかされて契約したが、作業が始まらないので解約したい
【事例2】
解約を申し出たら高額なキャンセル料を請求された
【事例3】
作業時に予定外の料金を請求され、最終的に見積金額の2倍の費用を請求された
【事例4】
処分しないようにと頼んだ物を勝手に処分された
遺品整理業者を選ぶためのアドバイス
このような業者と関わらないためにも、前項でご紹介したことは必ず行いましょう。
- 複数社から見積もりを取るなど、事業者の選定は慎重に行いましょう
- 作業内容や費用を明確に出してもらうなど、見積書の内容を十分に確認しましょう
- 料金やキャンセル料、具体的な作業内容について事前に確認するようにしましょう
- 残しておく遺品と処分する遺品を明確に分けておくようにしましょう
- 事業者とトラブルになった場合には消費生活センターに相談しましょう
これらを行わないと、大切な故人の想い出が雑に扱われたり、トラブルに発展してしまう可能性もあります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
故人の思い出を整理することが遺品整理です。
後悔しないためにも今回紹介した事を参考にしてくださいませ。
当社パーチェス&プランニングでは、オンラインでの簡易見積もりを始めとして、現場調査まで行います。
また、他社とは違い資産価値のあるようなものが出てきた場合には、ご依頼主様に換金する買取サービスも合わせて行っている業者です。
遺品整理は人生において何度もあることではありません。
ご不明なことがあればお気軽にご相談くださいませ。