ベッドは寝具の中でも大きくて重いものです。

使わなくなったり、新しいものに買い替えたりするときには、どうやって処分するかが悩みの種。

また、ベッドの処分には費用がかかることも多く、その見積もりや支払い方法も気になるところです。

この記事では、ベッドの処分が必要となる状況や、その際に発生する費用の重要性を概説します。

また、豆知識として、

「ベッドの処分費用を安く抑える方法」や、

「無料で処分できる場合」

も紹介します。

不要なベッドをそのまま置いておくと、部屋のスペースを無駄に占めたり、ダニや害虫の発生などが危惧されます。また、ベッドを自分で移動させることは困難で危険です。どのように処分すればいいのでしょうか？

それではみていきましょう。

ベッドの種類とブランドによる処分費用の違い

ベッドを処分するときに気になるのが、その費用です。ベッドの種類やブランドによって、処分費用はどのくらい変わるのでしょうか？この記事では、ベッドの種類（シングル、ダブル、キングサイズ等）による処分費用の差異と、特定のブランドが提供する回収・処分サービスとその費用について紹介します。

ベッドの種類による処分費用の差異

一般的に、ベッドの種類によって、不用品回収の処分費用は以下のように変わります。

– シングルサイズ：約5,000円～10,000円

– ダブルサイズ：約10,000円～15,000円

– キングサイズ：約15,000円～20,000円

これらの金額は、ベッド本体だけでなく、マットレスやフレームも含めた場合の目安です。また、地域や業者によっても異なりますので、必ず事前に見積もりを取るようにしましょう。

特定のブランドが提供する回収・処分サービスとその費用

一部のベッドメーカーや家具店では、自社製品や取り扱い商品を回収・処分するサービスを提供しています。この場合、一般的な処分業者よりも安く済むことがあります。例えば、

– ニトリ

ニトリ製品を回収・処分する場合は、シングルサイズで3,300円、ダブルサイズで4,400円、キングサイズで5,500円です。ただし、マットレスやフレームは別途料金がかかります。

– フランフラン

フランフラン製品を回収・処分する場合は、シングルサイズで2,750円、ダブルサイズで3,850円、キングサイズで4,950円です。こちらもマットレスやフレームは別途料金がかかります。

– イケア

イケア製品を回収・処分する場合は、シングルサイズで1,500円、ダブルサイズで2,000円、キングサイズで2,500円です。マットレスやフレームも含まれます。

これらのサービスを利用するには、事前に予約が必要です。また、自社製品や取り扱い商品以外は回収・処分できませんので注意してください。

自治体と業者による処分費用の比較

ベッドを処分する方法は大きく分けて、自治体の大型ごみ処理システムを利用する方法と、専門業者に依頼する方法があります。どちらの方法がおすすめなのでしょうか？それぞれのメリットとデメリット、費用や手間などを比較してみましょう。

自治体の粗大ゴミ回収とは？

自治体の大型ごみ処理システムとは、市町村が設置した収集場所に自分で持ち込むか、事前に申し込んで指定された日に自宅前に出すことで、自治体が回収してくれるシステムです。

この方法のメリットは、費用が安いことです。

一般的に、ベッドの処分費用は1,000円から3,000円程度です。

ただし、自治体によって料金や受付方法は異なりますので、事前に確認しておく必要があります。また、持ち込みの場合は自分で運搬する必要がありますし、回収の場合は指定日までに自宅前に出す必要があります。

そのため、手間や時間がかかることがデメリットです。さらに、ベッドを分解して出さなければならない場合もありますので、工具や力が必要な場合もあります。

参考に各自治体のURLを載せますので、ご確認ください。

都市	金額	都市の粗大ゴミ回収URL
大阪	1,000円 ~2,000円	大阪ホームページへ
札幌	1,000円 ~2,000円	札幌ホームページへ
仙台	1,000円 ~2,000円	仙台ホームページへ
東京	1,000円 ~2,000円	東京ホームページへ
名古屋	1,000円 ~2,000円	名古屋ホームページへ
福岡	1,000円 ~2,000円	福岡ホームページへ

不用品回収業者による処分サービスとは？

専門業者による処分サービスとは、インターネットや電話で申し込むと、業者が自宅まで来てベッドを引き取ってくれるサービスです。

この方法のメリットは、手間や時間がかからないことです。ベッドを分解する必要もなく、自分で運搬する必要もありません。また、業者によっては即日対応や夜間対応などのサービスもありますので、都合に合わせて依頼することができます。

ただし、この方法のデメリットは、市区町村の粗大ゴミ回収費用が高いことです。

一般的に、ベッドの処分費用は5,000円から10,000円程度です。

また、業者によっては別途出張料や手数料などを請求する場合もありますので、事前に見積もりを取っておく必要があります。

自治体と業者の比較

以上のように、自治体と業者では費用やサービス内容、手間などに違いがあります。どちらを選ぶかは個人の判断ですが、以下のような基準で考えると良いでしょう。

– 費用を抑えたい場合は自治体

– 手間や時間を省きたい場合は不用品回収業者

– ベッドを分解できるかどうか

– ベッドを運搬できるかどうか

– 早急に処分したいかどうか

粗大ゴミ回収であれば、指定の場所に、自分で搬出しなければならないため、体力に自信がなければ不用品回収業者へ依頼することをお勧めします。

ベッド処分のコツと費用節約方法

ベッドを処分する際には、費用や手間を最小限に抑える方法があります。

ここでは、自分でベッドを分解し、部分的に処分する方法や、再販・リサイクルショップの活用による費用節約方法をご紹介します。

また、節約のポイント（状態保全、処分時期等）についても解説します。

自分でベッドを分解し、部分的に処分する方法

ベッドを丸ごと処分する場合、大型ゴミとして出す必要がありますが、これには手数料や申請手続きがかかります。そこで、自分でベッドを分解し、部品ごとに処分する方法がおすすめです。

例えば、マットレスや布団は衣類回収の対象となる場合がありますし、木製のフレームは燃えるゴミとして出せる場合もあります。このように、部品ごとに処分方法を調べてみると、費用や手間を大幅に削減できる可能性があります。

再販・リサイクルショップの活用による費用節約方法

ベッドを処分する前に、再販・リサイクルショップに売却することを検討してみましょう。ベッドの状態が良ければ、高額で買い取ってもらえる場合もありますし、そうでなくても無料で引き取ってもらえる場合もあります。

再販・リサイクルショップはインターネットや電話で簡単に見積もりを依頼できますので、まずは複数の店舗に問い合わせてみることをおすすめします。

節約のポイント（状態保全、処分時期等）

ベッドを処分する際には、以下のポイントに注意してください。

– 状態保全：

ベッドの状態が良ければ良いほど、再販・リサイクルショップでの買取価格が高くなりますし、自分で処分する場合でもゴミとして出せる可能性が高くなります。

そのため、ベッドを使用しなくなったら、汚れや傷を防ぐためにカバーやシートで覆っておくことが大切です。

– 処分時期：

ベッドを処分する時期によっても、費用や手間が変わってきます。例えば、引っ越しシーズンや年末年始などは大型ゴミの収集や再販・リサイクルショップの引き取りが混雑してしまうため、早めに申し込むか、避けるようにしましょう。

また、季節や需要によっても買取価格が変動する場合がありますので、事前に調べておくことも有効です。

なお、当社の場合は、ベッドのリサイクル回収（買取）も行っているため、リサイクルショップより高額で買取も可能です。

ベッド処分に関わる法律と規制

ベッドを処分する際には、廃棄物の処理及び清掃に関する法律や地方自治体による規制を遵守する必要があります。この記事では、ベッド処分に関する法律と規制の概要と、不法投棄等の違法行為とその罰則について解説します。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律とは

廃棄物の処理及び清掃に関する法律（以下、廃棄物処理法）は、廃棄物の発生抑制や適正な処理を促進し、環境の保全や公衆衛生の確保を目的とした法律です。

廃棄物処理法では、廃棄物の発生者や所有者は、自ら廃棄物を処理するか、収集運搬業者や処理業者に委託することが定められています。また、廃棄物の種類や量に応じて、申告や届出などの手続きが必要になる場合もあります。

地方自治体による規制とは

地方自治体では、廃棄物処理法に基づいて条例や規則を定めており、ベッドなどの大型家具や家電製品は、一般的なごみとは別に分類されています。

これらの大型ごみは、市区町村が指定した収集日や場所に出すか、有料で引き取りサービスを利用する必要があります。また、市区町村によっては、リサイクルショップやリユースセンターなどで無料で引き取ってもらえる場合もあります。

不法投棄等の違法行為とその罰則とは

ベッドを不法投棄したり、無許可で収集運搬業者や処理業者に委託したりすることは、廃棄物処理法や地方自治体の条例や規則に違反する違法行為です。

不法投棄等の違法行為を行った場合は、罰金や懲役などの刑事罰や、清掃費用などの行政罰が科せられる可能性があります。また、不法投棄されたベッドは、発生者や所有者が特定された場合は、回収・処分する義務があります。

まとめ

ベッドの処分費用は、ベッドの種類やサイズ、処分方法によって異なります。ベッドの処分方法には、自治体の粗大ごみ回収、リサイクルショップや家具店への引き取り依頼、不用品回収業者への依頼などがあります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、自分の状況に合わせて選ぶことが大切です。

自治体の粗大ごみ回収は、事前に申し込みをして指定された日にベッドを出す必要があります。申し込み方法や料金は自治体によって異なりますが、一般的には数千円程度かかります。

メリットは、安価で安心な方法であることです。

デメリットは、申し込みから回収までに時間がかかることや、ベッドを分解して出さなければならない場合があることです。

リサイクルショップや家具店への引き取り依頼は、ベッドを買い取ってもらうか、新しい家具を購入する際に古いベッドを引き取ってもらう方法です。買い取り価格や引き取り条件は店舗によって異なりますが、一般的には無料か数百円程度かかります。

メリットは、費用が安いか無料であることや、ベッドを分解しなくてもよいことです。

デメリットは、ベッドの状態や需要によっては引き取ってもらえない場合があることや、店舗まで持ち込む必要がある場合があることです。

不用品回収業者への依頼は、ベッドを自宅まで引き取ってもらう方法です。

料金は業者によって異なりますが、一般的には数千円から1万円程度かかります。メリットは、時間や手間がかからないことや、ベッド以外の不用品も一緒に処分できることです。

デメリットは、自治体の粗大ゴミに比べ料金が高いところです。また悪質な業者に注意しなければならないことです。

ベッドの処分は計画的に行うことで、費用や手間を節約できます。

しかし、処分までに時間がない人やベッド以外の不用品も多くある人は、不用品回収業者を選ぶことをおすすめします。

不用品回収業者を選ぶ際には、料金やサービス内容を事前に確認し、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。