ゴミ屋敷とは、生活に必要なもの以外にも、不要なものや廃棄物を大量に溜め込んでしまう状態のことを言います。
ゴミ屋敷になる原因はさまざまですが、一般的には、精神的なストレスやトラウマ、うつ病などの心理的な問題が関係していると言われていますが、ゴミ屋敷になると、衛生面や健康面だけでなく、火災や害虫の発生、近隣トラブルなどの社会的な問題も引き起こす可能性があります。そのため、早めに片付けを行うことが重要です。
しかし、ゴミ屋敷の片付けは、一人ではなかなかできない場合が多いです。そこで、専門業者に依頼することがおすすめです。では、ゴミ屋敷の片付け費用の相場はどれくらいなのでしょうか?
Purchase&Planning 代表
竹内 優貴
この記事の監修
遺品整理士協会認定 遺品整理士
遺品整理士協会認定 遺品査定士
特殊清掃センター認定 特殊清掃士
大阪府警本部 許可 古物商取得
大阪・兵庫を中心に遺品整理・不用品回収を18年行っているPurchase&Planning。業界の良いところ、悪いところ熟知しています。
お見積もりは、どこでも無料ですので、ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
ゴミ屋敷の片付け費用の相場
ゴミ屋敷の片付け費用は、以下の要素によって変わります。
– ゴミの量や種類
– 部屋の広さや階数
– 作業員の人数や時間
– 搬出方法や処分方法
– 特殊清掃や消毒などの追加サービス
業者によって価格設定が異なりますし、ゴミ屋敷の状態によっても大きく変わります。例えば、生ゴミや動物死骸などがある場合は、特殊清掃や消毒が必要になるため、費用が高くなります。
逆に、不用品を売却したり寄付したりすることで、費用を抑えることもできます。そのため、相場の価格帯としては以下の価格が一般的です。
- – 1K(ワンルーム):3万円~5万円
- – 1DK~1LDK:5万円~20万円
- – 2DK~2LDK:10万円~30万円
- – 3DK~3LDK:20万円~
例えば、1K(ワンルーム)でも、ゴミが床から天井まで積み上げられている場合は、30万円以上かかる可能性があります。逆に、3LDKでも、ゴミが少なくてすぐに片付けられる場合は、10万円以下で済むこともあります。
正確な見積もりを知るためには、複数の業者に現地調査をしてもらいましょう。
また、見積もりを比較する際には、料金だけでなく、サービス内容や保証内容も確認するのも忘れずに行いましょう。
ワンルームや1DKのゴミ屋敷の特徴と対処法
ワンルームは、部屋が狭いために、少量のゴミでもすぐに溢れてしまうという特徴があります。また、個人で住んでいる場合が多いため、家族や友人に相談できないという孤立感もあります。
ワンルームのゴミ屋敷の対処法としては、次のようなポイントを参考にしてみてください。
– 専門業者に依頼する
– 家族や友人に協力を求める
– カウンセリングやセラピーを受ける
– 生活習慣や思考パターンを改善する
専門業者に依頼する場合は、前述のように見積もりを比較して信頼できる業者を選ぶことが重要です。また、業者に依頼した後も、ゴミ屋敷になった原因や感情を解決しないと、再発する可能性があります。そのため、家族や友人に協力を求めたり、カウンセリングやセラピーを受けたりすることもおすすめです。
生活習慣や思考パターンを改善する場合は、以下のことが有効です。
– 定期的にゴミを捨てる
– 必要なものだけを持つ
– 物に感謝する
– 自分に優しくする
定期的にゴミを捨てることで、ゴミが溜まることを防ぎます。必要なものだけを持つことで、物への執着を減らします。物に感謝することで、物を大切に扱い、自分に優しくすることで、自己肯定感や自信を高めていきましょう。
ゴミ屋敷の片付けは、ワンルームでもかなりの費用がかかることがあります。しかし、費用を抑えるためのコツを知っておけば、無駄な出費を防ぐことができます。次の章は、安くするための4つのコツをご紹介します。また、買取りサービスを利用しての費用削減方法もお伝えします。
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用の相場
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は、部屋の広さやゴミの量、業者の料金体系などによって異なります。一般的には、ワンルームであれば3万円から8万円程度が相場と言われていますが、場合によってはそれ以上になることもあります。特に、以下のような場合は費用が高くなりやすいです。
– ゴミが多くて重量がある場合
– ゴミに有害物質や危険物が含まれている場合
– ゴミが床や壁にこびりついている場合
– ゴミの処分に特別な手続きが必要な場合
– 部屋の修繕や消毒が必要な場合
このような場合は、ゴミの搬出や処分に時間や手間がかかるため、業者から高額な見積もりを提示される可能性があります。そのため、事前に部屋の状況を確認しておき、複数の業者に見積もりを取って比較することが大切です。
安くするための4つのコツ
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用を安くするためには、以下の4つのコツを覚えておきましょう。
1. 自分でできることは自分でやる
ゴミ屋敷の片付けは、業者に任せると便利ですが、その分費用がかかります。自分でできることは自分でやっておくことで、業者に依頼する範囲や時間を減らすことができます。例えば、以下のようなことは自分でやっておくと良いです。
– ゴミを分別して袋に詰める
– 貴重品や思い出の品を取り出す
– 不要な家具や家電を処分する
– 部屋を掃除する
これらの作業は、時間や体力が必要ですが、費用を抑えるためには効果的です。ただし、自分でやることで感染症やケガなどのリスクが高まる場合は、無理せず業者に任せるようにしましょう。
2. 業者を比較して選ぶ
ゴミ屋敷の片付け業者は数多くありますが、料金体系やサービス内容はそれぞれ異なります。安くて良い業者を見つけるためには、複数の業者に見積もりを取って比較することが必要です。見積もりを取る際には、以下の点に注意しましょう。
– 部屋の状況や依頼内容を詳しく伝える
– 見積もりの内訳や条件を確認する
– 追加料金やキャンセル料がかかる場合がないか確認する
– 口コミや評判をチェックする
これらの点をチェックして、自分の予算や要望に合った業者を選ぶようにしましょう。また、安いだけでなく、信頼できる業者を選ぶことも重要です。安心して任せられる業者であれば、費用は少し高くても納得できるはずです。
3. 交渉してみる
ゴミ屋敷の片付け業者に見積もりを取った後、そのまま契約するのではなく、交渉してみることもおすすめです。業者によっては、見積もりに余裕があったり、競合他社との差別化を図ったりするために、値引きやサービスの追加などの対応をしてくれる場合があります。交渉する際には、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
– 他社の見積もりや相場を提示する
– 依頼内容や期間を変更してみる
– 長期契約やリピート利用などのメリットをアピールする
– 丁寧で礼儀正しい態度で話す
これらのポイントを守って、適切なタイミングで交渉してみると、意外と値引きやサービスの向上が得られるかもしれません。ただし、あまり強引に交渉すると、逆効果になることもあるので注意しましょう。
4. 買取りサービスを利用する
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用を安くするもう一つのコツは、買取りサービスを利用することです。ゴミ屋敷には、不要なものだけでなく、価値のあるものも含まれている場合があります。例えば、以下のようなものは買取りサービスで高く売れる可能性があります。
– ブランド品やジュエリー
– 家電やパソコン
– 本やCD
– アンティークやコレクション品
これらのものは、自分で処分すると費用がかかりますが、買取りサービスに売ると収入になります。買取りサービスに売った金額を片付け費用から差し引くことで、実質的に費用を抑えることができます。また、買取りサービスは、自分で持ち込むだけでなく、出張や宅配で買い取ってくれる場合もあります。その場合は、搬出や配送の手間も省くことができますよ。
ゴミ屋敷の片付けは、ワンルームでも高額な費用がかかることがありますが、費用を抑えるためのコツを知っておけば、無駄な出費を抑えることが可能です。一番は日常の細かな掃除ですが、もしゴミ屋敷化してしまったら、業者への依頼がおすすめです。